各国でそれぞれオリジナルコンテンツがある

GFは14か国語でローカライズされているということでしたが、各国でそれぞれオリジナルコンテンツがあるのでしょうか?
RMT
 国によって期間限定イベントなどは変えていますが、オリジナルマップは日本だけです。
補足しますと、日本オリジナルマップに関しては、日本専用ではなく日本のGF運営チームが企画したというのが正確な表現でしょうか。日本発のこのマップは、現在では各国に配信されています。
 アエリアと提携したときから、日本のマーケットは大事にしていこうと考えていました。開発チームの総意として、運営であるアエリアと日本のプレイヤーの意見を重要視し、できる限り要望に応えようと努力してきました。
 こちらから企画を出すと、すぐに作業に取り掛かってくれまして。企画を出してから実装に至るまでの時間は……とにかく早く仕上がったことを覚えています。なんでも、ほかの作業を止めてまで、日本の企画に専念してくれたのだとか。
 ほかの作業を止めるというのは英断だと思うのですが、なぜそこまで日本にこだわったのでしょうか。
 GFは私達X-LEGENDにとっては、初めて成功したタイトルです。思い入れも強く、他国語でサービスを開始することには慎重になっていたんですね。そして、初めての他国語サービスというのが日本で、「日本で成功しなければ、他国でも失敗する」という覚悟にも近い思いを抱いていました。
 グローバル展開の前に、まずは日本で成功する。そのために日本の企画に集中していたのです。東京ゲームショウでは他国からのオファーも舞い込みましたし、この判断は間違っていなかったと思います。
 GFの開発チームは、小さい頃から日本のアニメやゲームで遊び、そういった日本の文化で育てられたような人が大勢います。そういった背景がありますので、制作の過程でも「こうしたら日本でも人気が出るのではないか」と常々考えていたわけです。
 実際、日本でサービス開始直後から人気になったものですから、私達はいっそうガムシャラにがんばっていこうと一致団結しました。
 運営チームとしては、GFのほのぼのとしたゲーム観がお客様に受けられられているのではと考えています。レベル上げや各コンテンツで遊びつつ、ギルド単位でチャットを楽しむ、コミュニケーションのツールとしての役割も大きいのかなと考えています。
 本国である台湾と日本、ゲームの仕様は同じなのでしょうか。
 サービス開始前の段階ですが、まずは操作体系の根本から見直して、日本のお客様向けにチューンナップしました。
 あとは、台湾では課金アイテムを使わないと都市間の瞬間移動ができなかったのですが、このシステムは日本には合わないと判断し、改善してもらいました。開発元からは、収益を得るために必要ではないかと意見もされたのですが、私達GF運営チームとしましては、プレイヤーの皆様にとって便利な機能はそのまま使っていただき、収益はアバターアイテムのような別の分野で得るべきだと考えました。
 先日、2人乗りできる乗り物を実装したのですが、こちらもお客様から実装してほしいと多くの意見をいただいていて、ようやく願いが叶ったシステムですね。ほかにも、ひな祭りや子供の日のこいのぼりなど、季節に合った期間イベントも台湾と日本では異なっています。
 運営と開発で、意見の食い違いから対立するようなことはありませんでしたか。
 運営も開発もお客様に喜んでもらうサービスを目指しておりますので、こちらで多少無理なことを言っても開発チームにはなんとか応えてもらっています。
 開発チームの方にお聞きしたいのですが、日本の運営から出された要望で、これは厳しいだろうと思った案件などはありますか。ラテール RMT